新薬有用性検討計画1

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新薬有用性検討計画1


これから始まる記事は発熱性好中球減少症(以降 FNと呼称)に対する
リポソームアムホテリシンBという薬の有効性
を検討するために行なう計画の記録である。


1.背景及び試験実施の意義・必要性

血液疾患に対する化学療法や放射線療法や
造血幹細胞移植・免疫抑制療法後にみられる

白血球減少症の一つ、発熱性好中球減少症のほとんどは、
感染症が原因と考えられている

実際に起炎菌が同定されるケースは少ないが、
好中球減少時の感染症は、治療開始が遅れると
急激に致死的経過をたどる恐れがあるため、

通常、確定診断を待たずに経験的抗菌薬投与が行われる。

深在性真菌症に関しては、国内の専門家が策定した
ガイドライン上、広域スペクトル抗菌薬で解熱しない症状が

3-4 日続く場合、抗真菌薬の経験的投与が推奨されている。




リポソームアムホテリシンB(L-AMB)
(ポリエンマクロライド系抗真菌薬)は、
リポソームというdrug delivery system の技術を

抗真菌薬アムホテリシンBに応用した製剤である。

アスペルギルス属やカンジダ属に加えて接合菌までカバー
するなど抗真菌スペクトルは幅広く、しかも殺菌的に作用する。

つまり、菌の繁殖を抑えるだけでなく、実際に
菌を殺す働きがあるのだ。

抗菌薬として即効性を出す上で非常に有用である。


FN 患者を対象に海外で実施された
L-AMB・ボリコナゾール(トリアゾール系抗真菌薬)の

無作為化比較試験では、奏功率・治療継続率において、
L-AMB はボリコナゾールにまさっていた。



この結果などから、L-AMB はFN への標準薬の一つに位置づけられている。
L-AMB は、「真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症」の効能効果が認められた
わが国で初めての抗真菌薬である。


一方、この承認は海外での臨床試験結果をもと
にしており、国内患者への有用性は十分に検討されていない。

そこで今回、「真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症」を対象に、
L-AMB の有用性を検討する臨床試験を計画した。


続く

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白血球減少症について、白血球減少の原因、症状の新薬有用性検討計画1のリンクについて

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